『ふりむくな ふりむくな 後ろには夢がない 寺山修司』
夢を見たいならば、振り向かない方が良いというコトなのでしょうか?
ふりむけば、夢の残骸くらいはあるでしょうけれど、それを、これからの推進力にするためには、よほど工夫が必要だろうということは、想像にかたくありません。
人間は、忘れてしまいたいことが忘れられず、覚えておきたいことは、モノの見事に忘れてしまいます。
これは、本当に不思議です。
でも、現実です。
だからでしょうか? 忘れられないことに執着してしまう傾向があります。
忘れられないことを、脇の棚に置きながら、今ココで一番大切なことに心を向けることができると、夢に近づけるのでしょうね。
忘れられないことを脇の棚に整理する作業も大切です。
これは、自分の過去の経験を精査して、自分の宝物エキスを抽出しておく作業だからです。
技術やデバイスは日進月歩ですから、その時に最適な選択をすれば良いのですが、経験値こそ宝物エキスなのですね。
経験値を自慢のタネにばかりするのではなく、大切な宝物エキスを確保しておきたいと考えています。