『人は見識のゆえに賞賛される。心がいじけている者は侮られる。 (箴言12:8新共同訳)』
人間の弱さの一つは、自分のイメージ通りに物事が進んでいかないとイライラするという傾向があります。
うまくいっていないという判断の基準は、自分のものさしに対してどれくらいギャップがあるかなのかも知れません。
自分の願望だけに希望を置いていると、それとは違う状況になったときに、いじけてしまうこともあります。
自分だけで、落ち込むだけではなく、周囲からも侮られるコトになれば、「泣きっ面に蜂」になってしまいます。
非難や中傷は、弱っているところに向かうのが、傾向の一つでもありますから、心までいじけてしまうと、ターゲットになりかねませんね。
また、賞賛されたいという気持ちは、ボタンの掛け違いのような間違いの元になりかねません。
あくまでも、見識から出た判断によってもたらされた結果についての評価が賞賛に繋がるという流れをイメージする必要があると考えています。
また、賞賛されるのは、毎回ではないでしょう。
さらに、賞賛を得たいという気持ちから下した判断には、どこかに歪みがある可能性が大きい懸念があります。
一番大切だと考えているのは、状況を冷静に分析判断をして、適正な見識を発揮して、行動をするということです。
そのためにも、心を整えて、健全な見識を育んでおきたいですね。