『記憶はわれわれの選ぶものを見せてくれずに、自分の好きなものを見せてくれる。 モンテーニュ』
人間のイメージの優先順位は、興味が大きいものからのインデックスになるようですね。
結局、記憶に深く刻まれるものは、自分が好きなものなのですね。
「思い出したいことが、その時に出てこないこと」が増えてきたように感じます。
記憶は不思議で、何かキーワードが入ってくると、連想で次々出て来ることもありますね。
レジェンド級のゴルファーがディスカッションしていました。
その中で、過去にしてきた上手くいかなかった記憶について語っていました。
「あのゴルフコースの何番ホールは、自分にとって苦手だから、パーがとれたら上出来で、ボギーでも仕方がないと考えていた」などと自分が考えていたことをストレートに語っているように聞こえました。
レジェンドの記憶には、失敗したというネガティブな情報だけではなく、どうすれば、きり抜けられるかをシミュレーションし、チャレンジし続けてきたことまで、統合されているのだと感心しました。
想定通りに行かないこともあっても、次の機会にチャレンジし続けるためには、過去のデータの活用とマインドの柔軟性も求められるのですね。
記憶というものをより良い人生のために、もっと活用していきたいと感じさせられました。