同時代に生きていた偉人にカテゴライズされるナポレオンとベートーベン、互いに尊敬していたそうです。
ベートーベンは、第一番から第九番までの交響曲を作曲していますが、その中でも、第三番の「英雄」が「私の会心の作」だと言っていたのだとか。
そもそも、この「英雄」は、原譜に「ナポレオンに捧げる」と書いて消してあるそうです。
また、ウイーンに保存された表題は「ある英雄の思い出のために」と記されている。
ナポレオンは、ベートーベンにそこまで書かせるほどの存在だったのでしょうね。
盛者必衰も世の中で、ナポレオンもやがて敗者となるのですが、活躍めざましい時に、作曲されてのが「英雄」だったということですね。
余談ですが、日本の民放は、「ナポレオン法典」を参考にしているのだそうです。昔の法律も良く出来ていたのですね。
参考文献 『武藤山治とナポレオン(武藤治太 著)』