『高慢には軽蔑が伴い 謙遜には知恵が伴う。(箴言11:2新共同訳)』
二つのセットが示されています。
一つ目は、「高慢」と「軽蔑」です。
「高慢」に振る舞わなければ、自分が自分でないように感じる人もいます。
でも、周囲からは「軽蔑」の眼差しが向けられます。
それと同時に、「高慢」に振る舞う自分を客観視しているもう一人の自分にも、「軽蔑」されることがあるかも知れませんね。
二つ目は、「謙遜」と「知恵」です。
「謙遜」でいるというのは、等身大の自分を知り、他者を自分より上に置く態度が自然体でできないと、正体が分かってしまいますね。
でも、それが身に付くと、「知恵」が伴ってくると記されています。
この部分は、『知恵はへりくだる者とともにある。(新改訳2017)』と訳されているので、「謙遜」と「知恵」は切っても切れない関係にあるようですね。
かつて、「知恵」を求めたソロモンのように、何よりも「知恵」を求め、そのために「謙遜」を身に付けたいですね。