「度量衡」というものがあります。
この基準によって、取引も公正にスムーズに行えているのですね。
長さはメートル原器、重さはキログラム原器など、国際度量衡総会というもので決められているそうです。
日本では、JIS(日本工業規格)が主流だったのですが、グローバル化に伴ってISO(国際標準化機構)が主流になっています。
日本では、重さはkg、長さはメートルが用いられていますが、かつては、重さは貫目、長さは尺が使われていた時代もありました。
聖書の中に出てくるノアの箱舟は、キュビトという長さの単位が使われています。
これは、人の肘から手先までの長さを1とする単位です。つまり、現場ごとに変わってしまうのですね。おおらかですね。
物差しがないときの簡易測定では、手巾とか、一ひろとか使ったりする人もいると思います。
昔は、お米を売るマス(計量容器)と買うマス(計量容器)とを変えて、自分にとって有利に取引をしていた時代もあったようですね。
現代社会では、精度が要求される部品を取り寄せて、ピタッと収まるのが当たり前の時代ですから、きっちり基準を適用しないとできないことなのですね。