『しかし、イエスは再び大声で叫んで霊を渡された。すると見よ、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。地が揺れ動き、岩が裂け、墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる人々のからだが生き返った。彼らはイエスの復活の後で、墓から出て来て聖なる都に入り、多くの人に現れた。百人隊長や一緒にイエスを見張っていた者たちは、地震やいろいろな出来事を見て、非常に恐れて言った。「この方は本当に神の子であった。」その中にはマグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子たちの母がいた。夕方になり、アリマタヤ出身で金持ちの、ヨセフという名の人が来た。彼自身もイエスの弟子になっていた。この人がピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願い出た。そこでピラトは渡すように命じた。【マタイ27:50-58新改訳2017】』
メシアであるイエス・キリストの十字架刑を一部始終見ていた一人が、ローマの百人隊長でした。
その後の諸現象も目撃して、恐れや畏敬の念を感じたのでしょうね。
他の十字架刑も監視したことがあるのかも知れません。
または、メシアであるイエス・キリストの両側の二人との差を色濃く感じたのかも知れませんね。
でも、この「この方は本当に神の子であった。」という証言は、彼の信仰告白ですね。
ローマの百人隊長は、異邦人ですから、クレネ人のシモン、十字架刑になった強盗の一人に続く、異邦人の信仰者となったのですね。