「息子を厳しく育てたらウソつきになってしまいました」
と、涙ながらに会見していたタレントさんが印象的でした。
息子が違法薬物の使用で逮捕されたのですね。
成人したこの犯罪は、当人の責任であって、親の罪ではない訳ですが、やり場のない怒りを抱える人たちのターゲットになってしまいコトがありますね。
人は、育っていく中で、快・不快から成長し、物事の善し悪しを理解していく必要がありますね。
快感に浸りたいからと、体をむしばむモノにハマってしまうのは、「善悪の学び」というよりも「愛の欠乏」なのかも知れませんね。
「叱る」とか「しつけ」とかは、「愛」が感じられないと伝わらないようですね。
もちろん、親は「愛」を込めて「厳しく叱る」のでしょうが、受け取られてないことも非常に多い訳です。
「いい子に育てると犯罪者になります(岡本茂樹 著)」
の中には、過保護過干渉は犯罪者を生み出しやすいとの調査結果が書かれています。
「いい子」の評価を受けるためには「ウソ」が必要になる時があり、「いい子」の評価を受け続けるためには、「ウソ」を突き続けられなければならなくなり、犯罪に至ってしまうのだそうです。
このループを回避するために必要な事を探る必要がありますね。