「お袋の味」と言うモノが、一番印象に残っているらしいですね。
味の記憶は、ただ「美味しかった」と言うことにとどまらず、「まずかった」とか「からかった」など特徴的な印象として、共有する一人一人の印象に取り込まれ、その事実のキーワードを通じて、芋ずる式に引き出されるのだそうです。
ですから、逆に言うと、味と結び着けておくと、引き出されやすい記憶とすることができるのですね。
お菓子やインスタントラーメンなど、製造メーカーは、様々な大胆すぎるチャレンジをしています。
コーンポタージュ味のアイスも衝撃的でしたが、焼きそばのチョコソース味やショートケーキ味なども、さらに過激になっている印象があります。
それらが、スーパーの処分対象になると、「チャレンジしすぎた」ものとして「やっちまったんだな」と言う目で見ることになります。
食品メーカーの戦略としては、宣伝費用以上の効果を生んでいる可能性もあるので、広報担当者は「ニコニコが止まらない」状態なのかもしれません。
「味の記憶」を破壊されないように生きたいと思う今日この頃です。
今度は、「甘いきつね」だそうですね。