永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

灰の効用 傷には灰をまぶす 灰をかぶる習慣

灰を活用することは先人の知恵ですね。

灰には、殺菌作用があるらしく、外傷を負うと、止血した後に灰をかけるのだそうです。

「猟師の肉は腐らない(小泉武夫著)」の中で紹介されている山の中でサバイバルする猟師は、その知恵を今も活用しているのだそうです。

当然のことながら、火を使うことを覚えた人間は、灰の効用に気づいた時から、その知恵を用いてきたのでしょうね。

旧約聖書に出てくるヨブは、異邦人ですが、アブラハムとよく似た世代のようです。ヨブは神が認めた信仰者ですが、神とサタンとの対話で、いわば実験台にされたのです。「命は取ってはダメだが、身体には手を出してもいい」との神からの許可の範囲内でサタンが手を下したのです。

『サタンは主の前から出て行った。サタンはヨブに手を下し、頭のてっぺんから足の裏までひどい皮膚病にかからせた。ヨブは灰の中に座り、素焼きのかけらで体中をかきむしった。(ヨブ2:7-8新共同訳)』

腫れ物が全身にできたヨブは、かゆくてたまりませんから、素焼きの器のかけらで、かきむしったと記されています。「灰の中に座り」と記されているのは、外傷には灰が用いられていた状況を表しているのではないでしょうか?

また、ヨブが神に対して、自分の考え方が間違っていたことを認め悔い改める場面では、また、「灰の上」が出てきます。これは、灰の効用を自分の内面に適用するかのようなひな形としての使い方なのでしょうね。

『それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し 自分を退け、悔い改めます。(ヨブ42:6新共同訳)』