ギリシャ語で、アガペーとは、見返りを求めない包み込む神の愛のこと。
フィレオは、兄弟愛のコト。そして、エロスは、性愛のこと。
ゲッセマネの園から捕らえられていったイエスを心配したペテロは、イエスがどうなってしまうのか心配でたまらなくて、そばに近づこうとしましたが、周囲がお前もイエスの仲間だろうと指摘するので、「違う」を連発してしまいました。
その時には、イエスが十字架に架けられるとも、復活するとも、ペテロの頭の中にはなかったようです。
再三にわたって、「三日目に復活する」と聴いていたにもかかわらずです。
そして、復活後のイエスに出会って、問いかけが、
「我を愛(アガペ)するか?(ヨハネ21:15)」でした。
それに対して「主よ、然り、わが汝を愛(フィレオ)する事は、なんじ知り給う(ヨハネ21:15)」と答えたのです。
ペテロと同じ信仰を持つ人は、このアガペーの愛に包まれているのです。
だから、大丈夫なのです。
人生の中で、理不尽だなと感じる体験、経験を数多く味わっても、創造主である神は、常に共にいて、アガペーの愛で包み込んでくださっているのです。