「我すべての事に於いて例を示せり、即ち汝らも斯く働きて、弱き者を助け、また主イエスの自ら言い給いし「あたうるは受くるよりも幸福なり」との御言を記憶すべきなり」(使徒20:35)」
フィジーでは、あちこちで「ケレケレ」という声を聞くのだそうだ。
日本語的にいうと「少しちょうだい」とか「ちょっと貸して」という感じだそうです。
飲食店では、自分が頼んだ飲み物がなくなると、そばの知らない人に向かって「ケレケレ」といっては、分けてもらう。
洗濯物が、干してあれば、「ケレケレ」といって、拝借しちゃう。
そんなことが、認められているおおらかな文化みたいです。
ただし、これは相互に助け合うことを意味していて、もらってばかりいる人は、共同体からはのけ者にされてしまうのだとか。
「助け合い(ギブアンドテーク)」を基本に成り立っているコミュニティーなのですね。
日本でも、何でもタダで「ちょうだい」という人を「クレクレ星人」といって揶揄したりしますからね。
語感は似ていますけど、内容は大きな差があるのですね。